ジャガイモ? じゃがくき?
- 公開日
- 2011/06/15
- 更新日
- 2011/06/15
学校から
今日の午前、給食室に6年生がやってきました。「栄養士さん、教えてください。今、理科でじゃが芋について勉強していて、じゃが芋は茎の部分だということが分かりましたが、なぜ『ジャガイモ』って言うんですか?『じゃがくき』じゃだめなんですか?」なんだか、どこかで聞いたことがあるような台詞だなあと思いながら、ちょっと詳しく調べてみることにしました。じゃが芋は、収穫した後2〜4ヶ月すると、表面のくぼみから芽が出てきます。収穫後はじゃが芋自身のホルモンの働きで休眠して、目覚めると芽が出てきます。芽は、じゃが芋のでんぷんを栄養にして成長し、地上の茎や葉になります。葉は光合成を始め、作ったでんぷんを地下で伸びた茎の先端に蓄えます。この部分が丸く大きくなったものがジャガ芋です。では、「いも」とはどんなものなのかというと・・・植物の根または 地下に伸びた茎が養分を貯蔵して、丸くなったりつりがね型などに大きくなったものを いいます。根が大きくなったものにはサツマイモ、キャッサバ、ダリア、ホドイモ、クズなどがあり、ジャガイモのように地下に伸びた茎が大きくなったものには、キクイモ、アメリカホドイモ、クワイなどがあります。サトイモ、コンニャク、シクラメンなどは茎のもとの部分が大きくなったものです。きょうは、おいしい給食を食べられる上に、理科の勉強もできてラッキーですね。いろいろな話題が芋づる式にでてきますよ。