学校日記

ニジマス

公開日
2011/06/20
更新日
2011/06/20

学校から

今日から24日まで、「ふるさと給食週間」です。「ふるさと給食週間」では、静岡県の地場産物をどんどんに給食に取り入れて、地域を再発見したり、地元の食文化や伝統料理に親しむ機会にします。一日目の今日は、富士宮で養殖されているニジマスと、市内深良の渡辺和彦さんが栽培したタマネギを使って、マヨネーズ焼きを作りました。すいとんには、沼津で栽培されたネギと、伊豆で栽培された干し椎茸を具に、市内の工場で作った「さばぶし」と「煮干し」で、おいしい”お出し”がとれました。富士宮市といえば、富士宮焼きそばとニジマスといわれるほどニジマスの養殖が盛んです。富士宮市では、富士山からの冷たい湧き水を利用して、昭和8年から養殖が始まったそうです。今では、生産量が約1500トンで、市町村単位ではなんと全国1位となっています。ニジマス(虹鱒)は、サケの仲間の淡水魚です。もともとの原産は北アメリカやシベリア西部です。結婚適齢期のオスの体には、体全体にきれいな赤色や紫色の模様があって、きれいな虹色になるため、「ニジマス」と名付けられました。また、ニジマスには悪玉コレステロールを少なくする働きがあったり、脳の働きをよくする「DHA」もたっぷりです。それから血管がもろくなったり硬くなるのを防ぐ「EPA」などもたくさん含まれています。たくさんの人が長い年月をかけて、にじますの養殖を成功させてきました。まさに「苦労が にじます!(にじみます)」感謝していただきましょう。