昆布の佃煮
- 公開日
- 2011/07/13
- 更新日
- 2011/07/13
学校から
佃煮は、小魚、アサリなどの貝類、昆布等の海藻類などの海産物を砂糖と醤油で甘辛く煮付けた日本の食べ物です。もともとは小さすぎて売り物にならない魚を漁師が自家用に作ったのがはじまりです。
「佃煮」という名前は、東京の佃島からつけられたという説と、大阪の「佃島」からつけられたという説があります。東京からの説によると、濃い味付けにすると長く保存できるため、参勤交代で江戸にきた武士たちが「江戸みやげ」として日本各地へ持ち帰ったため 広まったようです。
さて、ことわざに「昆布に山椒」という言葉があります。昆布が海の幸なら、山椒は山の幸。「取り合わせがよいもの」とか「ふさわしい」ことのたとえに使います。昔は、お茶を飲むときには必ずこんぶと山椒が出されていました。暑さで食欲が無くなっているときには、ごはんにも相性のよい食品ですね。