サンマ
- 公開日
- 2011/09/05
- 更新日
- 2011/09/05
学校から
ンマを漢字で書くと「秋刀魚」。スマートで銀色に輝く体は刀のようです。今でこそ安くて美味しい魚の代表ですが、一般的に食べられるようになったのは江戸時代の終わりになってからです。秋が旬のサンマ、脂がのって一番おいしいのは10月下旬から11月ごろです。今、魚屋さんやスーパーで新物として売っているサンマは、まだ脂がのっていないのでさっぱりした味です。刺身や酢じめ、煮魚にするのがお勧めです。秋のサンマのおいしさは、落語の噺「目黒のさんま」の中で殿様も証明しています。そのおいしさの決め手になっているのが、サンマの脂です。
さんまの脂はおいしいだけでなく、からだにとてもよい成分がたっぷり含まれているのです。貧血に効くビタミンB12。ビタミンAには、皮膚や鼻・のどを丈夫にしたり、目の疲れを防ぐ働き、ガンの予防をする働きもあります。そのほか、動脈硬化・心筋梗塞・高血圧などの病気を予防するDHAとEPA。ビタミンDには、骨や歯の発育に欠かせないカルシウムやリンの働きを整えます。