10/28給食
- 公開日
- 2011/10/28
- 更新日
- 2011/10/28
学校から
きのこごはん・牛乳・さんまの生姜煮・豚汁
きょうは、5年生が米作りでお世話になった「西川さん」からいただいた新米を使わせていただき、きのこご飯を炊きました。お米の先生である西川さんに、5年生たちは田植えから稲刈りまで、お米作りを教えていただきました。
さて、私たちが毎日食べている「お米」は、どうやってできるのでしょうか。米は、秋に稲を刈って収穫します。稲の穂にびっしりついている籾を脱穀機で落とし、籾すり機で籾がらをのぞいて玄米にして、精米器で玄米の皮をのぞいて米にします。籾の一部は種籾として保存されます。そして、翌年の4月から5月、種籾を一週間ほど水につけて芽と根を出し、これを苗代にまいて苗を育てます。10センチくらいまで育ったらいよいよ田植えです。
水田に植えかえた苗は、太陽の光エネルギーを燃料にして、空気中の二酸化炭素と根から吸い上げた水から、でんぷんを作ります。これを光合成といいます。このでんぷんがエネルギーになって苗は生長します。成長した稲は花が咲き、実を結びます。余分なでんぷんは実に蓄えられて籾(米)になり、やがて私たちのエネルギー源になるのです。お米から得たエネルギーは、私たちの体の内蔵や脳・神経がはたらき、人の体は動き、体温になる熱が作り出されます。もし、体がこのようなはたらきをしなくなったら、私たちの生命を維持することや成長したり、子孫を残すこともできなくなってしまいます。エネルギーを生み出すお米は「人のいのちのもと」といえる食材です。