学校日記

「すき焼き」

公開日
2011/11/16
更新日
2011/11/16

学校から

 麦ご飯・牛乳・すき焼き風煮・切り干し大根のごま酢あえ・みかん

すき焼きは日本独特の料理で、「牛すき」「牛なべ」とも呼ばれています。
日本ではもともと肉を食べる習慣がありませんでした。とくに家畜を食べることは、宗教の教えで禁止されていました。狩りで捕まえたシカやイノシシなどを食べる時には、神様や仏様を祭っているところ以外で食べていたそうです。鍋の代わりに使われていたのが、畑を耕すための「スキ」や「クワ」。これに肉をのせて火であぶって食べたのが、すき焼きのはじまりだと言われています。肉を食べることが許されたのは、明治維新の後で、牛肉を食べることが一般に広まり、1つの鍋に肉と野菜を加えて煮ながら食べる形のすき焼きが流行し、家庭料理としても普及されるようになったそうです。また、このすき焼きの調理方法は、関東と関西では少し違いがあります。関東のすき焼きは煮汁に肉や野菜を入れて煮る“鍋タイプ”ですが、関西のすき焼きは、まず肉を焼いてから調味料を肉に直接かけて味をしみこませ、そこに野菜を入れて煮ていくそうです。