だまっこ汁
- 公開日
- 2012/01/25
- 更新日
- 2012/01/25
学校から
きょうは「秋田音頭」にのせて、秋田県の郷土料理「だまっこ汁」についてお話しします。
「あきたこまち」で有名な秋田県では、新米が出まわる頃になると、秋田の代表的な郷土料理「きりたんぽ」と「だまこもち」があちこちで作られます。
「だまっこ」というのは、秋田の方言で「お手玉」のことです。作り方は、ふつうにご飯を炊いて、すりこぎなどでざっとつぶし、直径3センチくらいに丸めます。これが「だまこもち」です。とりガラのだし汁に、しょうゆやみそなどで味付けして、とり肉・ねぎ・せり・ごぼう・きのこなどといっしょに煮ます。「きりたんぽ鍋」とよく似ていますが、「きりたんぽ」は、棒に巻きつけて表面を焼きますが、だまこは丸めてから焼きません。
だまこ汁やだまこ鍋は、秋の稲刈りが終わった時、家族や手伝ってもらった人たちに「お疲れ様でした」という気持ちを込めて、ごちそうしていました。みんなで食べると疲れも癒やされますね。
今日の秋田は、雪が降っていて、気温もマイナス1度だそうです。寒い日には、家族みんなで食べる「だまこ鍋」は、おいしいでしょうね。