学校日記

学校だより〜5月1日

公開日
2012/05/04
更新日
2012/05/04

学校長から

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「現在の教育の課題と今後」
  校長 渡邉 博明

 平成24年度がスタートして、早いもので3週間が経ちました。こどもたちは明るく元気に登校し、学校生活を送っています。どの学級も落ち着いた態度で授業に臨んでおり、うれしく感じています。21日の授業参観・PTA総会へのご参加、18〜24日の家庭訪問へのご協力、ありがとうございました。21日には引き渡し訓練も同時に行われ、忙しい一日だったと思います。5月8日には遠足が計画されています。学年によっては山登りもあり、好天に恵まれることを願っています。5月26日に運動会が予定されていますが、練習や当日の活動を通して学年・学級のまとまりが強固になることを期待しています。
さて、ある大学の学長が教育についてこんなことを述べています。          『現在の教育の課題の一つに、「考える教育」をしてこなったことがあげられます。これは高度経済成長時代に構築された教育制度の延長線上の問題です。高度成長時代は、欧米が先進国で、先進国の技術を導入して学んで追いつけばいいという時代でした。モデルがあったので、とにかく詰め込んで勉強すればよかった。1990年代初めに日本は文字通り先進国になった。その結果日本は二番手・三番手のランナーでなく、トップを走るランナーになったわけです。そうなるとこれまで経験したことのない問題にとり組まなければならなくなりました。
 日本は非常に短期間に、集中的に答えのあるものを学ぶ教育を行ってきた。その象徴的な例ですが、大学受験の予備校は、志望大学別にコースが分かれています。そこでは、志望大学の過去の試験問題を集中して勉強します。しかしそこでは、過去の問題を解くことを覚えるだけで、何か「新しいことを考えること」とか、何かを「想像すること」、何かを「創造すること」は学んでいません。』
 このようなことから、新学習指導要領では、そのねらい中で、1基礎的・基本的な知識・技能の習得、2思考力・判断力・表現力等の育成、3学習意欲の向上や学習習慣の確立を
うたっています。                                 本校では、育てたい子供の力の中に「豊かな学びと基礎基本」を設定し、
☆「読む・書く・計算する」などの基礎的、基本的な学力を身につける。
☆自ら学び、自ら考え、ねばり強く課題を追求姿勢を身につける。
☆考えを聞き合い、意見を出し合うことで学びを深め、学んだことを自ら表現できる。
☆家庭学習を継続して行う習慣を身につける。
を具体的な努力点として取り組んでいます。