学校日記

生徒総会(校長先生のお話)

公開日
2014/05/17
更新日
2014/05/17

学校生活

総会の最後、校長先生のお話がありました。
多感な中学生の心に、どのように受け止められたのでしょうか。
このような講話を自分なりに噛み砕いて理解することができるのが、中学生です。

学校の伝統ってなんだろう。
伝統を守りたいという言葉を聞くが、伝統は全て正しいものなのだろうか。間違っているものもあるのではないか。例えば、男性は外で働き、女性は家で家事と子育てをするという役割分担は、ここしばらく日本ではそれが伝統的なあり方であるとされてきた。それは正しいのだろうか。そんなことはない。いろいろな家庭があるだけでなく、決めつけてしまって人の可能性を奪ってはいけないと皆知っている。しかし、世界には、女子が学校で学ぶことを禁じている国もあり、学ぼうとすることを武力で阻止することすら起こっている。日本にそんなことはないかと言えば、例えば、大相撲の表彰の場である土俵の上には、女性は登れないという伝統がまだ生きている。女性が総理大臣になったときどうするのか、まだ答えは出ていない。
私たちの学校の伝統も、全てが問題ないわけではない。皆で見直していくことがよりよい伝統を作ることではないだろうか。