給食が食べたい! ~SEASON2~ 番外編
- 公開日
- 2025/12/12
- 更新日
- 2025/12/12
学校より
2年生の生徒が、大学芋を作って持ってきてくれた。職員室で仕事をしていたところ、
「先生、、、ちょっといいですか?」
と言われ、ちょっとドキドキしながら廊下へ行った。そう、私は中学生時代、学校1のマドンナである女の子から、バレンタインデーのときにそのセリフを聞いたことがあるからだ。
それは2月14日の放課後・・・
マドンナ「ねえ、ちょっといい?体育館裏まで来てほしいんだけど、、、。」
私「え、、、?いいよ!?」←内心めっちゃワクワクしている。だって学校1のマドンナからお呼びがかかるなんて!!
平静を装い、いざ、足早に体育館裏へ!!
マドンナ「このチョコレート、、、、サッカー部の○○先輩に渡してくれない?」
私「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ、いいよ?」(だよな、、、。)
そんなことを思い出しながら、廊下に出てみると、2年生二人がなんと「大学芋」を差し出してくれたのだ!ついつい、
「え?先生にくれるの!?」
と聞き返してしまった。これはなんて嬉しいことだ!!私のために作ってくれたなんて!!・・・・では!いただきまーーーーーーーーす!!
うーーーーーーーん、、、、、、、、、、、、、、うまい、、、、、、、、、。
さつまいもが繰り出す柔らかな甘みに包まれ、午前中の疲れが一気に吹き飛んだ!!たまに食べる大学芋とはちがう。富中生が作ってくれた大学芋に、価値があるのだ!!じつにうまい、、、。
「先生のために大学芋を作ってくれてありがとう!」と感謝を告げると、「い、、、いえいえ、、、喜んでもらえてよかったです~、、、。」と、足早に去っていった。その後職員室に戻って仕事をしていると、多くの先生方に大学芋をわけている2年生の姿が!!
「だよな、、、。みんなに、、、だよな、、、。」
自分にだけもらえたと傲慢になってしまっていた自分を深く恥じた。そんなお昼前、、、。
(でも本当においしかったです!ありがとうございました!!)