学校日記

今日の2食め セロリ

公開日
2011/11/25
更新日
2011/11/25

学校から

 セロリはセリの仲間で、オランダみつばともいいます。古代ローマ・ギリシャでは、整腸剤・強精剤など薬として用いられてきました。地中海で生まれたセロリが日本へやってきたのは明治時代。でも、独特の香りが好まれず、ようやく定着したのは第二次世界大戦の後です。
私たち生き物は、いつも体の外から新しい物質をとりいれて、これを材料にして、体の中で化学変化を行っています。そして、最後にいらないものを体の外にすてています。これを「代謝」とか「新陳代謝」といいます。
セロリには、その「代謝」をよくするカロテンや、ストレスに負けない力をつけるビタミンCが含まれています。また、胃を丈夫にする、血圧を下げる、高ぶった気分をしずめるなどの働きがあります。セロリのあの香りは、「セダノリッド」と「セネリン」という成分です。この成分には、食欲を増したり、精神安定、頭痛などに効果があります。セロリの茎より葉の方に栄養があるので、スープや肉や魚の臭み消しなどに利用しましょう。