学校日記

子供たちの味覚

公開日
2014/10/20
更新日
2014/10/20

学校から

10月20日(月)

<今日の献立>
 ご飯・牛乳・ハヤシライス・三色ソテー

<今日の地場産物(じばさんぶつ)>
 にんじん(裾野市内)


 今朝はショッキングなニュースが流れていました。それは、「子供たちの味覚が低くなっている」というものでした。
 大学の研究グループが、「甘み」や「にがみ」などの「味覚」について、小学1年生から中学3年生のおよそ350人に調査しました。その結果、「酸味」「塩味」「甘み」「苦み」の基本となる4つの味のいずれかを、30%の子供が分からなかったそうです。
 昔から日本人の舌は、この4つの味の他に「うま味」まで分かる、優れた味覚をもっていると言われてきました。それなのにどうして味が分からなくなってしまったのでしょうか?
 調査で味が分からなかった子供は、ジュースを毎日飲んでいたり、野菜をあまり食べなかったり、ファストフードなどの加工食品を好んで食べていたりしたそうです。原因ははっきりしないそうですが、ここに大きなヒントがありそうですね。
 ふだんから、濃い味のものばかり食べていたり、よく噛まずにたくさん食べ過ぎたり、外食が多かったり、スーパーのお総菜ばかり食べていたりすると、知らないうちに、本当においしい味が分からなくなってしまうかもしれません。味が分からないと、食事の楽しさや満足感が得られなくなり、生活の質が落ちます。それに、食欲もなくなり、体力も落ちてきます。生活習慣病にもつながっていきます。
 みなさん、おいしいものが分かる良い舌で、心を豊かにして、健康な身体をつくっていきましょう。