学校日記

読書の秋 コロナ後の世界

公開日
2021/11/05
更新日
2021/11/05

校長室より

タイトルに誘われて手に取った本です。何度も噛み締めたい言葉に溢れていました。

・古代の哲人が教えるように、あらゆる学びは「無知の自覚」から始まる。自分がいかにものを知らないのかを知っている人だけが学びに向かう。自分が何を知っているのかのリストを長くすることが知的活動だと思っている人間は、ついに学びとは無縁である。
・人間は他者からの敬意を糧として生きる。それを失ったものは「生きている気」がしなくなる。日本人は今そのようにして国力の衰微を味わっているのである。「誰の責任だ」と声を荒立てても仕方がない。