めざします!地域から愛されるたんぽぽ学校
- 公開日
- 2019/05/14
- 更新日
- 2019/05/14
学校長から
めざします!地域から愛されるたんぽぽ学校
本校ではグランドデザインに「めざそう!地域から愛されるたんぽぽ学校」を掲げています。「地域から愛されるおらが学校づくり」の一環として、地域の方々に学校へきていただき、子供たちのサポートをお願いしています。昨年度も西小では「学校地域支援コーディネータ−」の古地さんの協力のもと、たくさんの方々が学校サポーターとして来校し子供たちの「授業サポート」をしてくれました。30年度の授業サポートとしては
○「ミシンぬい」のサポート
○「夢の実現」さまざまな職業人から講話
○「浮いてまて」 プールでの水難救助訓練
○「昔の遊び」体験
○「読み聞かせボランティア」「図書室ボランティア」
○「手もみ茶」体験
などを行いました。
この他PTAの「おやじの会」の方々は「さつもいもの植え付けから収穫祭」「サマースクール」「豆まき」を計画実行してくれました。他の専門部の方々も安全指導からイベントの企画運営まで子供たちの笑顔のために協力してくれています。今年も3年生の総合学習「手もみ茶体験」で指導いただく「裾野手もみ茶保存会」の方たちは、不二聖心での「茶摘み」から参加してくれると聞いています。
「西小応援団」が年々パワーアップしてきていると感じます。大変ありがたいことです。心より感謝いたします。
また地域の学校応援団の皆様におかれましては、お仕事や家庭の家事等で忙しい中で、学校ボランティアに継続してかかわっていくのは大変なことだと思っています。
しかし西小の応援団の方々はいつも一生懸命のサポートしてくれます。そんな現状を受けてわたしたちは次のことを忘れないようにしていきたいと思っています。
1つめは、子供たち(職員も含めて)がボランティアの方々に対して「ありがとう」の気持を、「こんにちは」「お世話になります」「いつもありがとうございます」等のあいさつで素直に表すことだと思っています。
もう1つは、子どもたちが厚意を受けるだけでなく、「地域に出て行って地域の人たちと交流したり、ボランティアに参加したりする」いわゆる「思いやりのキャッチボール」の状態になることが1番だと思っています。西小は「登下校中のあいさつ」「行事後のお礼の手紙」「地下道清掃」「防災の日の参加」「敬老の日の作文披露」等少しずつ「感謝をこめたおもてなし」のキャッチボールを子供たちが行っています。それを広げていければと思っています。
そういう地道な取り組みが、地域の皆さんから「感謝や協力」となって返ってくると思います。新学習指導要領ではさかんに「社会に開かれた教育課程」とあります。当然「キャリア教育充実」や「職業教育への関心」の教育もその1つだと思いますが、地域との交流や心のキャッチボールの教育を浸透させていきながら、自分のふるさとの良さを実感していくことも「社会に開かれた教育課程」であります。
私事の古い話になりますが、わたしの出身小学校は下町の学校で、町と学校がとても仲良い小学校でした。それに比べて、中高は私立学校に進学したので、中高の同級生たちは、都内各地から電車通いしながらあちらこちらから集まってきていました。したがって中高は学校がある校区内の地域の人たちとは、交流はほとんどありませんでした。
この年になって懐かしく思いだすのは小学校の時のことです。登校中に「おはよう!」と毎日声をかけてくれた近所のおばちゃんのこと、学校帰りに友達と近所の「卓球場」で遊んでいると、たまに買い物帰りの同級生のお母さんが「混ぜて」といって卓球をし、卓球代金を払ってくれたこと、地域のお祭りの日は、学校は半日でした。学校から帰り、祭り囃子があちらこちらから聞こえてくる中、友達と神輿が置いてある所へ行き、「すげえかっこいい」とながめていると町内会のおじさんが「持ちあげて見る?」と触らせてくれました。また町の有力者の家の前では、大きな氷が入ったたらいがあり中にはジュースが入っていて、子供たちは飲み放題でした。そんな町の人との楽しい思い出がよみがえってきます。電車通していた中学校や高校の校区内の地域の人との思い出は残念ながらあまりありません。「人にやさしくされて、(あるいは感謝されて)うれしかった」「人にやさしくしてあげよう」という気持ちは、小さい頃は、地域の人たちとふれあう中で培われていくことが多いと思います。
今後とも西小への応援をよろしくお願いします。