学校日記

給食が食べたい! ~SEASON1~

公開日
2025/06/10
更新日
2025/06/10

学校より

黒糖入り角型食パン

牛乳

いかメンチカツ

キャベツとしめじのソテー

ミルクスープ


 ついに梅雨入りだ。じめじめとしたイヤ~な季節に入るが、その中で、素敵なこともある。アジサイの花、しとしと降る雨の音、少し早いカエルの鳴き声、そして、、、、、給食。


 まあ、梅雨に入って特別な給食が出るというわけではないし、給食はいつもおいしいのだが、降り続く雨を見ながら、そして雨音を聞きながら食べる給食も、悪くない。静寂をさえぎる雨音。さらにさえぎるいかメンチカツの『ザクッ』という食感。今日はメンチカツの中にいかが入っている!!メンチカツの中にシーフードを入れてみるという遊び心とその味に、しばし酔いしれる。


 うまい、、、、、、、、、、、。ああ、、、なんて~すて~きな~日だ~、、、。おっと、おいしすぎてついついミセス・〇リーンアップルの有名曲を口ずさみそうになってしまった。


 食べ進めていると、目に飛び込んできたのが、1年生担任のS先生だ。いつもより、なんか寂しそうな顔をしている。どうしたのか聞いてみると、『きのこが苦手で、、、。』とのこと。たしかに今日はキャベツとしめじのソテーがある。人には得意不得意があるから、きのこが苦手なのも仕方ない。

 そんな私も、幼少期、きのこが得意ではなかった。煮物に入っているしいたけや、みそ汁に入っているなめこのヌメヌメ感がどうしても好きになれなかった。しかし、ある『おじさん』との出会いによって、私はきのこが大好きになった。その『おじさん』は、私にとってヒーローだ。おじさんは最初は小さいのだが、きのこを食べることで大きくなる。花を手に入れることで炎を投げることもできる。たまに毒きのこを食べてピンチに陥ることもあるけど、それでもめげずに大きな敵(亀)と戦うのだ。愛する姫を救うために・・・。

 そのヒーローのおかげで、私はきのこをがんばって食べるようにして、そして克服し、さらにおじさんのように、きのこが好きになった。そのおじさんは、今ではカートに乗りまわしていたり、パーティに参加したり、相変わらずみんなのヒーローでいる。私も彼のように愛する人を守れるように、強くなれるように、今日もきのこをおいしく食べよう。S先生も、きっとそのおじさんの存在を知れば、きのこを克服できるだろう。(ちなみに、『おじさん』と言ってしまったが、彼の年齢は24~26歳くらいの設定らしい。ごめんなさい。)


 ヒーローの名は、もう言うまでもないだろう。今日も完食、ごちそうさまでした。いつもおいしい給食をありがとうございます。