教育委員会訪問(西幼稚園)
- 公開日
- 2016/11/28
- 更新日
- 2016/11/28
研修会等報告
11月4日(金)に学びの森指導員河村が、西幼稚園を終日訪問させていただきました。経験上、小中の先生方の交流は、多少ありますが、幼稚園、保育園と小学校、あるいは、幼保小中の交流は、なかなかその機会に恵まれません。そのような中で、幼稚園におじゃまする機会をいただき、関係者の先生方の熱意と努力に敬意を表したいと思います。
朝、9時からの「戸外遊びとつどい」では、体調やその日の興味、関心から園庭を自由に動き回っている子どもたちの姿を先生方は、温かい目で支援されていました。
ひとしきり、体を動かした後、室内での活動に移りました。どのクラスも絵本タイムで気持ちを静め、落ち着いた雰囲気の中で、今日の中心的なクラス活動に入りました。
3歳児のクラスは、「さつまいもを作ろう」と題して、前時までに手作りした紙のさつまいもに絵の具で色をつける活動でした。
4歳児のクラスは、「身近にある素材を使って ペンダント・射的作り」と題して、木の実やビーズを使って、飾りつける活動と「お祭りのお店に出す物を、はさみ・のり・テープを使い、作りたい物を作る」活動でした。
5歳児のクラスは、「御神輿の飾り作りをしよう」と題して、模様や装飾をつける活動と「秋祭りの準備として、やぐら・鳥居を作る」活動でした。
その後、室内遊びでは、ごっこ遊びや積み木、ままごと遊び、粘土遊び、折り紙遊び、お店屋さんごっこ、机上のゲーム等で、年長、年中、年少さんとの交流をしながら、気持ちを解放し、昼食になりました。3歳児も一人前にお弁当を食べる姿に、やればできるんだなと、子どもたちの力に感激しました。
食後の自由遊びのあとは、帰りの支度です。金曜日でしたので、家に持ち帰る物の片付けなどもありましたが、どの子も落ち着いて行動していました。保護者のお迎え順に、『さよなら』をします。その際、担任の先生方が、一人一人の保護者と今日の子どもの様子を知らせながら、コミュニケーションをとっている姿に、お互いの信頼関係の強さを感じました。毎日の様子を積み重ねていくことで、子どもを深く理解することに繋がっていることが伝わってきました。
<全職員、保護者が同じ目線で子どもの成長を見守っていく>が西幼稚園の教師のあり方です。
・全職員で一人ひとりの子どもを見つめ、毎日の10分間研修で細かく情報を伝え合い、同じ思いで関わっていく。
・日々の記録を大切にし、クラスの様子や子どもの表れを保護者にも知らせていく。
・記録の取り方について職員全体で考え合い、次の保育に繋げていく
担任や支援員のクラスでの保育と西幼稚園としての保育のあり方が横糸と縦糸のようにがっしりと織りなされていることを強く感じた保育参観でした。