訪問研修「森の道標」東小(2年算数)
- 公開日
- 2017/02/22
- 更新日
- 2017/02/22
訪問研修「森の道標」
2月16日(木)東小学校2年生算数「たし算とひき算—ちがいはー」の授業参観をさせていただきました。指導者は武田真里奈先生です。
あわせて、のこりは・・など合併と求残を学んだ子どもたちが“ちがいは”という概念を学ぶ学習です。武田先生は、この“ちがいは”の算数的な意味をどのように子どもたちに実感としてとらえさせるかを考えられていました。一般に二年生の段階では“多い、少ない”は体験的に分かっていても“ちがい”の言葉や算数的な量感覚までは気づくことはできないのではないかと思われます。武田先生は、前時までの課題の復習を丁寧に行なった上で、本時は赤・青の二本のテープを用意しました。重ねたり離したり、また重ね方を赤・青を反対にするなど子どもたちの視覚に訴えました。「青の上に赤をのせた方がいいよね!」と子どもたちのつぶやきが聞こえるようになりテープ図上での“ちがい”に気づいていきました。子どもたちは、この“ちがい”を復習とテープ図の繰り返しの移動で理解していきました。この中心的課題が理解できると次の数処理は容易に気づき、“ちがい”には“多い、少ない”の二つの意味があることへとつながっていきます。また武田先生は、子どもたちにテープ図を用いて“説明する力”を養いたい思いがあります。本時では、子どもの考えを皆の前で発表する機会をその都度設けておりました。一つの発表をつなげていく研修も十分ではありませんでしたがさせていただきました。