第1回研修主任研修会 1
- 公開日
- 2017/06/19
- 更新日
- 2017/06/19
研修会等報告
6月8日(木)、市第1回研修主任研修会が生涯学習センターで開催され、市内小・中14名の研修主任さんが参加しました。
最初に、川波指導主事より本年度の市研修テーマについてのお話と、4月に実施された全国学力・学習状況調査の市の傾向や授業改善の視点について説明がありました。
続いて、東小学校研修主任の世古健一先生に講師をお願いして、「教員一人一人が主体的に学ぶ校内研修を目指して」と題して、自校での実践をもとにした、アクティブラーニングを取り入れた研修を行いました。
まず三人組のグループをつくり、最初のアイスブレークで「自分で『偉いな』と思うことを一人30秒ずつ話してください。他の二人は頷いて聴いてください。」と指示されます。すると、たった1、2分で場の雰囲気がガラリと柔らかくなりました。お互いの表情が和んだところで、「研修に向かう先生方の意欲は10点満点でいうと何点ですか。」「今年度、今の学校の先生方とどんな研修ができたら幸せですか。あなたの考えを言葉にしてみましょう。一人一言、1分です。」とリズムよく尋ねていくと、先生方も笑顔の中で同じ悩みや思いを共有していきます。
そして主発問(?!)。各グループにホワイトボードと人数分のペンが配られます。「先生方が少しでも研修にやる気を出すためには、どんな策が考えられますか。できるだけたくさんあげてみましょう。時間は7分間です。」・・・各グループとも知恵を絞っています。共感したり、アドバイスしたり・・・主体的で対話的な学びは深まっていきます。(書かれたボードは、下の写真をご覧ください。)
7分後、各グループの発表に関連づけて、「経験学習サイクル」など、世古先生が教職大学院で学ばれてきたことを紹介し、私たちに新たな視点を提供してくださいました。
最後に、「学校に帰ったら、まず取り組もうと思うことを宣言しましょう。」との投げかけを受けて、先生方は具体的な行動目標を決めて今日の会は終了しました。
今年の各校の研修は、ひと味 変わるかもしれませんね。でも、研修主任お一人では何もできません。「同僚性」が一番大切!とボードに書かれてありました。
世古先生、楽しい研修づくりのヒントを楽しく紹介していただき、ありがとうございました。
<参加された先生方の声から>
・校内研修においても、アイスブレイクでリラックスさせて話しやすい空気づくりをしてみようかなと思いました。校内研修を充実させるためにも経験学習サイクルを活かし、同僚の先生方に意識づけすることができるかなと思いました。先輩教員も悩んでいることが知れて少し安心しました。明日からのエネルギーをいただけた気がします。
・皆が前向きに校内研修に取り組むために、自分と向き合ったり、他の学校の先生の話が聞けたりしたのでとても勉強になりました。知らず知らずのうちに、確信となる発問について考えることができていて、発問の考えやすさ、参加しやすさを実感することができました。
・実際にワークショップ型研修をしていただいて、とても楽しく参加することができました。研修=難しい(難しそう)、研修=辛いetc・・のイメージを軽くすることも私たちの役割だと身をもって体感することができました。しっかりとした理論(経験学習サイクル)をもとにしたものであることも重要ですね。ありがとうございました。
・世古先生のお話は参加(グループワーク)型で、校内研修をどう活性化すれば良いか明日の研修から使えるもので、大変参考になった。日頃の校内研修をどう進めれば良いか悩んでいたのでありがたかった。また、川波指導主事からも参考図書を紹介していただき、早速、目を通してみようと思い、今回の研修会はおみやげの多いものとなった。