第3回夜のカフェ 開催報告 その2
- 公開日
- 2018/02/07
- 更新日
- 2018/02/07
夜のカフェ講座
続いて、第2部は、「デジカメ&ドローン Part2」と題して、滝口宜男先生のお話です。滝口先生は、昨年度の夜のカフェでもデジカメとドローンについてお話をしてくださっています。
最初に、真面目なお話をということで、最近ニュースでよく耳にする「EVシフト」についてお話になりました。ガソリン車は使用する部品の数が1〜3万点と非常に多いのですが、EV車の場合は、30〜40点の部品でとてもシンプルな作りになっているそうです。世界の中でも大きな市場である中国を筆頭に、世界各国で近い将来、ガソリン車から電気自動車へ変化していくのでしょう。
続いて、滝口先生が1年かけて撮り貯めたという、たくさんの画像や動画を見せていただきました。足柄峠へバイクで出かけたときに「全天球カメラ」で撮影した映像は、360度すべての方位を見ることができるので、まるで自分が実際にバイクに乗っているかのような臨場感を味わうことができました。
ドローンで撮影した風景動画は、松崎町の満開の桜や、伊豆スカイラインからの風景、御殿場の鮎沢川の映像が紹介されました。鮎沢川の水面近くの映像からドローンが徐々に上昇し御殿場の風景と富士山が見える映像では、参加者の皆さんは美しい風景に引き込まれて見入っていました。
今回、滝口先生が新しく購入したという「OSUMO」というカメラについて説明がありました。通常、ビデオカメラを手で持ちながら撮影すると手ブレしてしまうものですが、この「OSUMO」には3軸ジンバルという機能が使われており、強力な手振れ補正がかかるため、手持ちで撮影しても常に滑らかな映像が撮影できる優れものです。下田の白浜海岸の波打ち際や東伊豆細野高原のススキの映像など、とてもカメラを持って歩きながら撮影したとは思えない手ブレの少ない映像を見せていただきました。プロのカメラマンが撮影したような何分かの映像が終了すると、参加者から自然と大きな拍手が起こりました。
ドローンや全天球カメラなど次々に新しい機能の機材が登場し、それらを使った映像を見ると、今まで見たことのなかったものを見ることができます。しかし、そのような新しい機材を使って見られるものばかりではなく、我々教員は、子どもの実際に目に見えるあらわれや、その裏側にあるものなどを大事にしていきたい、と最後に滝口先生はお話を結ばれました。