学校日記

2学期 終業式

公開日
2023/01/04
更新日
2023/01/04

校長室から

 今日で、2学期の83日間、間もなく2022年、令和4年が終わりを迎えます。皆さんにとって、どんなことが心に残っているでしょうか。また、それとともに、11月から始まった第4ステージ「深化」についても振り返ってみてください。3年生にとっては、進路に、1、2年生にとっては次のステージに向けて集団生活の中での学びが深められ、成果が発揮できたでしょうか。

 さて、話題を変えてみましょう。皆さんは、「ゴルフ」を知っていますか?ゴルフをやっている人は、あまりいないかもしれません。でも、テレビで見たり、家の人でゴルフをしている人がいたりすることと思います。私自身、子どもの頃からいろいろなスポーツをしてきましたが、ゴルフは、大学生になってから始めて、もう35年以上続けています。一番長くやっているスポーツです。では、皆さんに質問です。「ゴルフは、他のスポーツと絶対的に違うことがあります。それは、何でしょうか?」30秒間、隣の人と相談して答えを考えてください。

 答えは、審判がいないことです。それは、なぜでしょう?

 ゴルフ規則には、こう書かれています。
「数あるスポーツの中でゴルフ競技の大きな特徴のひとつは、通常審判員が立ち会わないということです。それは、ゴルフがフェアプレーを重んじるスポーツであって、ゴルファーはみな誠実であり、故意に不正をおかす者はいない、ということが基本的考え方になっているからです。
 ゴルフゲームには、予測できない事態が生じたとき、適用できる規則がないときは、公正の理念に従って解決してきたという歴史的風土があり、そこにゴルフ規則の本質と精神をうかがい知ることができます。
 また、ゴルフゲームは、プレーヤーの一人一人が他のプレーヤーに対しても心くばりをし、ゴルフ規則を守ってプレーするというその誠実さに頼っている。プレーヤーはみな、どのように競い合っているときでもそのようなことに関係なく、礼儀正しさとスポーツマンシップを常に示しながら洗練されたマナーで立ちふるまうべきである。これこそが正に、ゴルフの精神なのである。」とあります。
 ゴルフは、プレーヤーが審判です。つまり、自分のプレーを自分で判断、評価をする、自律あるスポーツであり、フェアープレー(公正)さと他のプレーヤーに心配りをし、礼儀正しさを求められるスポーツなのです。

 2学期の始業式で「自分の時間」から「2つのじりつ」について話をしました。2学期は、「自分の時間」「自分たちの時間」を「2つのじりつ」とつなげて過ごすことができたでしょうか。このことは、ここで終わりではありません。今後も少しでよいので意識できるとよいと思っています。