3学期 始業式
- 公開日
- 2023/01/13
- 更新日
- 2023/01/13
校長室から
年が明けて、49日間の3学期、第5ステージが始まりました。1年生から3年生まで、学年最後の学期、ステージとなります。新年の新たな思いを抱くとともに、学年末に向けてのまとめの時期として捉えてほしいと思います。そして、一人ひとりが、これまでに培ってきた力を信じて、「自信」をもって学校生活を送ることができるようにしたいものです。
さて、皆さんにとって「ラッキーカラー」というものはあるでしょうか。運が巡ってくることがあったり、何かの勝負事があったりするときに、常に身に付けているものの色が決まっていませんか?
ラッキーカラーについて、2つの話題を紹介したいと思います。
私は、以前3年間南米ペルーの日本人学校に勤務していました。ペルーでは大晦日から元旦にかけて、ある色のものを身に付けていると幸福が訪れると言われています。何色だと思いますか?
それは、「黄色」です。年末になると、黄色のプラスティック眼鏡やTシャツ、冗談みたいですが黄色いパンツなどがたくさん店先に並べられ、売られています。それを身に付けて幸福を祈りながら年越しをします。ペルーは、5〜600年前インカ帝国に支配されていて、太陽崇拝をしていました。また、黄金でできたものをたくさん作っていました。どちらにも共通している「黄色」がラッキーカラーだと言えるのでしょう。
次は、2学期の終業式でゴルフの話をしましたが、そのつながりのエピソードがあります。タイガーウッズというアメリカの超一流ゴルファーがいます。これまでに4大メジャー大会でグランドスラムを達成しているゴルファーです。彼は、ゴルフトーナメントの最終日に優勝争いをしているときのラッキーカラーがあります。こちらは、何色だと思いますか?
それは、「赤色」です。赤いポロシャツ姿と優勝カップを掲げるタイガーウッズを数多く見てきました。験を担ぐ意味もあるのかもしれませんが、勝負に対する気持ちを高め、集中し、全力でプレーすることで優勝という名誉を得てきているのでしょう。ペルーの黄色は、運そのもののラッキーカラーかもしれませんが、タイガーウッズの赤色は、常日頃からの、たゆまぬ努力を積み重ねてきたうえでのラッキーカラーだと思っています。
冒頭でも述べましたが、改めて深中生一人ひとりが、この1年間積み重ねてきた努力を自信としながら、3学期の49日間を過ごしていくことを大いに期待しています。