学校日記

50年前のお年玉とは(学校だよりNo.31)

公開日
2014/01/07
更新日
2014/01/07

校長室から

 明けましておめでとうございます。冬休み明けの初日ですが、みなさんの生き生きとした表情を見ることができ、うれしく思います。今朝、気持ちよく起床できた生徒は、セルフマネジメントができていて、きっと有意義な冬休みが過ごせたことと思います。
 私の家では暮れから正月にかけて親戚が17人も泊まりがけで訪れたので、部屋の掃除やら布団の出し入れやら、更におせち料理作りの手伝いやらで相当疲れました。でも、楽しく賑やかな正月でした。世の中の人々は、このように節目、節目に親族や仲間同士が集まってお祝いし、人生の中に区切りをつけていくのですね。それは次のステップに進んでいくために、過去の自分をリセットし、新しい年に向かって生きていくエネルギーをもらったような気分になります。
 私が小学校3年生の時、元旦に行われた全校朝礼で、当時の校長先生にお年玉をいただきました。壇上に上がられた校長先生がお年玉をくれると言うので、子どもたちは大喜びしました。さすが校長先生だなあ。でもみんなにお年玉をくれると、いくら校長先生でもお金がたいへんだから額は少ないかな? なんて幼心にあれこれ思っていた瞬間、そのお年玉はお金ではないことがわかって、舞い上がった心が地面に突き落とされた気分になりました。おまけに次のような難しい言葉を覚えさせられたのです。
「しんたいはっぷ、これをふぼにうく。あえてきしょうせざるは、こうのはじめなり。」
学校だよりNo.31(1月7日発行)