2月の全校集会
- 公開日
- 2010/02/03
- 更新日
- 2010/02/03
校長室から
言葉の大切さ 2月3日
2月になりました。一年で一番寒い月といわれています。体に気をつけ、がんばってほしいと思います。3年生は入試が間近に迫ってきました。今日の集会には一番早く体育館に来ていました。「気合いが入っているな」と、とても頼もしく感じました。
さて、みんなはテレビドラマで「相棒」というのを知っていますか?私はドラマはあまり見ないのですが「相棒」はかかさず見ます。とても面白いですね。あの中で主人公の右京さんが「はい」という言葉をよく使いますね。自分の納得いかないときの返事で今までの日本語には無い使い方です。このように今までにない日本語が多くなってきました。「ヤバイ」という言葉もそうですね。本来だと危険というような良くないような時に使いましたが、最近では「すごい!」というような意味にも使われます。例えば「このラーメンやばいね!」でおいしいという意味なんですね。みんなはどっちで使いますか?このように言葉は使い方が難しいですね。しかし、自分の気持ちを伝えるものが言葉です。だからこそ大切にしたいですね。
言葉は自分が伝えたいことを「意味する物」として発せられるのですが、それを相手が受け取るときの「意味される物」と違ってきてしまうことがあります。そんなことから誤解が生じて、もめる元になったりすることがあります。昔見た映画でこんなラストシーンがありました。恋人同士の男女が別れるシーンで年上の彼女は「さよなら」と行って手を振ります。純情な男の子も「さよなら」といって手を振ります。しかし、女性のさよならは「もうお別れね」という意味。男性のさよならは「また明日ね」という意味。男の子は相手の「意味する物」が理解できず、笑顔で帰って行きます。
「メラビアンの法則」というのがあります。7:38:55の法則とも言うそうです。自分の気持ちを伝えるのに大切な要素は7が言葉、38が声の調子、55が表情なんだそうです。ですから体全体で自分の気持ちを伝えることが大切のようです。3年生は面接試験の時、このことを頭の隅に入れておくといいですね。
さて、言葉意外にも自分の行為の「意味する物」が正確に伝わらないと、このように「意味された物」が違って伝わることもありますね。ちょっとしたユーモアにも相手が「いやだな」と思うことがあります。相手の表情を見て気持ちを察することも大切です。そんな心配りをしたいですね。寒い時期はストレスがたまりやすいといいます。お互いいたわる気持ちを持って生活しましょう。