7月の全校集会
- 公開日
- 2010/07/07
- 更新日
- 2010/07/07
校長室から
やる気をアップ
いよいよ中体連が始まりました。野球部、よく頑張ってくれました。今週の土曜日には多くの部が中体連が始まります。悔いのない試合をしてください。今日は、「やる気」をアップさせるにはどうしたらよいかについて書いてあった脳の本(『のうだま』上大岡トメ&池谷裕二著)の話をしたいと思います。
みんなの中で自分は飽きっぽいなと思っている人いませんか?それは誰でも持っている脳のクセで、ほとんどの人が「三日坊主」に悩んでいます。それはいちいち感動していたら身が持たないから、そうなるようにできているそうです。
そういう「三日坊主」を解決する方法は「脳をだます」ことだそうです。
脳の中央部に「淡蒼球(たんそうきゅう)」という部分があるそうです。淡蒼球は「やる気」や「気合」など日常生活で大切な基礎パワーを生み出すといわれています。自分の意思で淡蒼球を動かすことはできません。しかし、「四つのスイッチ」を使えば、淡蒼球を起動させることが可能です。
1つめは「カラダを動かす」こと。やる気が出たから動き出すのではなく、動き出すことでやる気が出るそうです。だから、やる気が出ないとき、「ヤルゾー!」と気合いを入れてとにかく動き出すこと。そうするとやる気は出てくるようです。こんな実験があるそうです。マンガを読むときにペンをかみながら読むとマンガをおもしろく感じるそうです。ペンをかむと笑っている表情になり、体の表情につられて脳が「おもしろいんだ」と感じるようです。おもしろいですね。
2つめは「いつもと違う事をする」例えば勉強の仕方を変えたり、机の上を片付けたりするといいと思います。
3つめは「ごほうびを与える」ある程度達成できたらお菓子を食べるとか、音楽を聴くとか目標を決めるといいようです。
4つめは「なりきる」こと。プロ野球の選手になってメジャーに行くんだと思いこむこと。部屋にイチローや松井の写真を貼るなんていうのも効果はあるようです。中体連での各部のスローガンを掲げることも一つのなりきりで、とても効果があるそうです。また、試合で応援団がホームランを打てーと声援するとこの淡蒼球に働きかけて、本当にホームランを打つことがよくあるそうです。先日の野球部全員の“勝つぞオーラ”はこれに当たるのではないかと思います。
さあ、やる気が出ない時や飽きっぽい人はぜひ実践してみてください。
やる気さえ出てくれば毎日続けるとそれが習慣になり、やらないと気持ちが悪いものになってしまうそうです。歯磨きの習慣と同じことのようです。イチローは小学校1年生から一日も野球の練習を欠かしたことがないそうです。